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2015年08月22日

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』レビュー:絶望感描写は最高!かなりの出来

全く期待せずに見たらかなり面白かった。漫画は今のところ全巻読んでいるが、特にファンというわけではない。そんな私が見て充分楽しめた。
話題作目白押しの2015年夏の映画で、ターミネーター、ジュラシック・ワールド、ミッション・インポッシブル、進撃の巨人と見てきて、まさかの進撃の巨人が1番の出来。
昨年のるろうに剣心と同様、この荒唐無稽な物語をうまく実写化できるわけがない、そんな期待値の低さが功を奏したのだろうが、それをさっ引いてもダントツで緊張感があった。
4Dでの鑑賞。少し揺らし過ぎな感はあるが、迫り来る巨人と振動効果の相性は抜群。巨人の食事シーンでのミスト効果もとても合う。

以下ネタバレ。

前半30分はほぼ完璧である。巨人が登場して人類を蹂躙し、圧倒的な絶望感を植え付けていく。ここはもうかなりの完成度で、画面に釘付けになった。巨人の登場シーンにも違和感はなく、超大型巨人が空けた穴からわさわさ巨人が入ってくるシーンの絶望感たるや凄まじい。巨人が人類を食す部分も変にぼかすことなく描いていて、巨人の恐ろしさ、容赦のなさがこれでもかと伝わってくる。素晴らしい。

ところが中盤以降、立体起動装置が出てくるといささか失速する。リアリティのない動きで素直に楽しめなくなるのだ。ミカサやシキシマ隊長の登場戦闘シーンも、中盤の最大の見せ場のはずが、動きが不自然過ぎて驚嘆できない。それにありえない登場人物達の行動も減速に拍車をかける。お気に入りのミカサをとられたからと言って突然外へ出て叫び出すエレンも意味不明だし、ミカサはオレのもの的に自慢し出すシキシマ隊長の行動はもっと意味不明だ。さらに壁外のいつ巨人が現れてもおかしくない廃墟で突然エレンを誘惑する人妻の行動も意味不明。こういう到底理解できない行動を登場人物達がとると一気に醒めてしまう。

登場人物の改変で唯一不満なのが、実質的にはリヴァイ兵長であるシキシマ隊長のネーミング。戦闘力の高さや立ち位置から明らかにリヴァイ兵長なわけだから、わざわざ彼だけ名前を変える意味が分からない。素直にリヴァイのままでよかったと思う。
石原さとみ演じるハンジは突き抜けていてよかった。
ミカサがエレンラブでなくなったのは別に問題なし。
でもおそらく次回作でエレンラブになるのだろう。このツンツン具合はその布石なのかもしれないが、頼むからそんなラブコメ要素は入れないでほしい。無理だろうが。

前半のままの勢いで立体起動の動きを工夫したら、歴史に残る作品になっていたかもしれない。



posted by tom at 00:00| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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