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2016年09月28日

プログラミング必修化は非常に残酷

少し前ですが、文部科学省が2020年から小学校でのプログラミング教育の必修化を検討すると発表しましたね。

知的行動の中でプログラミングほど適性が分かれる分野も珍しいです。
相手がコンピューターですから、他の科目のようなファジーさは一切許されないですし、高度な論理的思考力が要求されます。
これを小学生時代からやらされた日には、適性がない人はたまったものではありません。
プログラミングは、理数系が苦手なお子様はだいたいが適性がないでしょうから、おそらく半数以上の人に適性がないでしょう。
事実そういった調査論文も出ています。
適性がない人はいくら時間をかけようがその分野の能力が大きく向上したりはしません。
理数系が苦手、論理的思考が苦手、そういったお子様方には受難の時代といえるでしょうね。
このような苦手科目に足を引っ張られては得意科目に割く時間も減ってしまうでしょうから。

プログラミング必修化で恩恵があるとすると、プログラミングに強い適性のある人を早期に発掘できるという点でしょうか。
類まれなるプログラミングの才能を持ちながら、プログラミングに触れてこなかったがためにその才能を発揮できなかった人を減らす、ということです。
でもそんな天才はごくごく一握り、そのためにその他の多くの人間に苦痛な時間を強いるのはとても酷ですね。
マクロな視点で見て国家戦略としては正しいのかもしれませんが、多くのプログラミング難民を生みだすことは想像に難くないわけで、なんとも残酷な施策です。









posted by tom at 04:55| Comment(0) | 思考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月20日

『君の名は。』レビュー:ご都合主義な展開が多いけれど、とても応援したくなる良映画

素晴らしい映画。
ネタバレ全開でレビューしますね。
未見の方でこの映画に興味がある方は何も情報を入れないですぐ観てしまうことをおすすめします。

高校生の男女が入れ替わる、という設定を理解した段階でもう敬遠しそうな内容で、事実、開始直後のこの入れ替え描写で少しゲンナリしました。
この設定ではリアリティあるようには描けないだろうと思いましたからね。

自分の体が誰かと入れ替わったのでは、と気付いたら少なくともその日は入れ替わった先の人間の日常を過ごそうなんて考えないはず。
学校に行こうなんて考えないだろうし、バイトしようなんて気にもならないでしょう。
半日は茫然自失なんじゃないかな。
ましてや性別まで変ってるわけで。
でもこの映画では入れ替わった事実を割とすんなり受け入れて、入れ替わった先の日常にすんなり適応していく。
もやもやしながら前半は視聴していたのだけれど、物語が進行するにつれてそんなことはどうでもよくなりました。

とにかく絵がキレイで、設定も作り込まれていて、緩急のつけ具合が絶妙なので、グングン物語に引き込まれていきます。
結果、かなり荒唐無稽かつご都合主義な展開のオンパレードなのだけれど、それでも瀧と三葉の二人を応援したくて応援したくてたまらない気になっていきます。
新海監督の過去作を観た人なら、ラストきっとすれ違って終わるんだろうなと考えながら観てると思うのだけど、もうそうならないでくれ、二人を出会わせてやってくれ、ハッピーエンドで終わらせてやってくれ!お願いだ!!そんな風に懇願してしまう自分がいましたからね。
驚きました。

時間軸が3年もずれてるのに黄昏時にはすんなり会えてしまったり、1000万人以上の人間が跋扈する東京の雑渡で二人が割とすんなり出会えてしまったり、口噛み酒を飲んだら死んだはずの三葉とまたすぐ入れ替われたり、今までは相手の名前とかはっきり覚えてたのにクライマックス付近では歩くたびにどんどん相手の情報を忘れていったり、結構都合よく展開する場面があるんですが、そんなことはもうどうでもよくなります。
それ以上に丁寧に描かれた設定と伏線で、隕石のことを知った後くらいからは、もう二人に感情移入しまくってますから。
素晴らしい手腕ですね。これは。
惜しむらくは三葉がお父様を説得する部分でしょうか。あそこは省略せず描いてほしかったですね。
おまえは頭がおかしいから病院に行けとまで言われた父親を説得するのは並大抵ではないでしょうから、何かしらの秘策があったはず。
もしくはおばあ様が協力したのか。
いずれにせよここは描いてほしかったところです。

緩急のつけ具合も素晴らしく、前半ただの入れ替わり学園モノと思わせて、いきなり隕石のくだりで絶望に突き落とし、もしかしたら三葉を救えるかも、ともう一度上げてでも二人は出会えず5年の月日が経ってしまって、ここでかなり視聴者をやきもきさせてからのラストシーン。
いやぁ、ほんと素晴らしかったです。
これを味わうには一切ネタバレせずに事前情報を入れずに観るしかないですね。

そして今作は声をあてている方々も素晴らしいです。
俳優がメインの方もいますがほとんど違和感ありません。
というか、とてもうまい。
特に瀧の神木隆之介君と奥寺先輩の長澤まさみさんは素晴らしかったです。
一切の不自然さを感じませんでしたし、いわゆるプロの声優の方とは違ったオーバー過ぎない芝居でした。

そうそう、口噛み酒を瀧に飲まれたと知った三葉の反応、とても新海監督らしくていいですね。




posted by tom at 04:14| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月11日

『スーサイド・スクアッド』レビュー:設定もストーリーもダメダメ

ここまで設定もストーリーもダメダメな映画を久しぶりに見た。
何なんでしょうこれは。

途中から見るのが非常に辛かったのだけれど、何が一番いけてないってバランスだと思う。
戦力のバランス。

敵は魔女で瞬間移動からサイコキネシスまで使いこなすまぁ何でもありのチートキャラ。
味方側は銃が100発100中だろうがただの人間がメイン戦力だし、あとはぶっ飛んだお姉ちゃんにただの軍人にその他もろもろ。
炎を出せる人間が出てきてここでも萎える。
超能力系を出すならそれで統一してほしい。
でないとバランスが悪くて全く感情移入できない。
戦力が違い過ぎて楽しめない。
絶望的な物理的戦力を頭脳で埋めるとかならまだしも、完全に力対力だからなんでこういう対決にしかたったのか、理解に苦しむ。

ぶっ飛んだお姉ちゃん(ハーレイ・クイン)の強さも裏付け描写がないから、なぜチートキャラである魔女の不意をああも簡単につくことができるのか謎だし。
日本刀キャラも棒読みの日本語垂れ流しでとてもこちらの視聴意欲を削ぐ。
もうすべてがダメ。
すごい。

ストーリーも意味不明。極悪人を集めてチームを作る理由もわからないし、彼らが最後まで戦い続ける理由も不明だし、いつの間にやら皆とてもいい人になって仲間のためにとか言いだすし視聴者を置いてく感が半端ない。

もうストーリーの妥当性を理性的に考えないで適当にドンパチやっているのを楽しむくらいのスタンスじゃないととても見ていられない。

実は監督の撮ったものと違うとかスケジュールがタイト過ぎたとか何やらきな臭い裏話がたくさんあるけれど、そんなものは見ている人にとっては全く関係ない話。
本当にみているのがつらかった。
もう少し何とかならなかったのか。






posted by tom at 00:57| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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